こんにちは!札幌市西区琴似にある女性専門整体院 Life(ライフ)琴似店です。

いよいよ妊娠後期に入りました。赤ちゃんに会えるまであと少しですね。 しかし、この時期のママの体は、まさに「満員電車」のような状態です。
「胃が圧迫されて食べられない」 「ちょっと動くだけで息が切れる」 「夜中、足がつって飛び起きる」
これらは決して、あなたの忍耐力が足りないわけではありません。 子宮が内臓を押し上げ、血管を押しつぶし、物理的なスペースが限界を迎えている証拠です。
このページでは、出産を万全の状態で迎えるために、専門視点で、この「苦しさ」を和らげる具体的な方法をお伝えします。
体内は「スペース争奪戦」の真っ最中
この時期の特徴を一言で言えば、圧迫です。子宮という風船が限界まで膨らみ、周りの臓器や血管をギュウギュウに押しやっています。

1. 母体の変化:内臓はどこへ行った?
子宮底(子宮の一番上)は、みぞおちの辺りまで達します。
- 胃: 持ち上げられて変形し、胃酸が逆流しやすくなります(後期づわり)。
- 肺(横隔膜): 上に押し上げられ、十分に膨らむことができず、息切れしやすくなります。
- 血管(静脈): 骨盤内の巨大な血管が圧迫され、足からの血液が心臓に戻りにくくなり、激しい「むくみ」や「静脈瘤」が発生します。
2. 胎児の変化:頭を下にする「頭位」へ

赤ちゃんは皮下脂肪がつき、ふっくらとしてきます。 羊水の量がピークを迎え、多くの赤ちゃんは重たい頭を下にする位置(頭位)に落ち着きます。
逆に、この時期になっても頭が上にある状態を逆子(骨盤位)と呼びますが、これにもスペースの問題が深く関わっています。
出産のための準備を始める
この時期に最も警戒するのは「妊娠高血圧症候群」です。

1. 血圧と「むくみ」の危険な関係
夕方に足がむくむ程度なら生理現象ですが、
- 朝起きても顔や手がパンパンにむくんでいる
- 急激に体重が増えた(1週間で1kg以上)
- 頭痛や目のチカチカがある
これらは「妊娠高血圧症候群」の予兆かもしれません。
血圧が上がると、赤ちゃんへの血流が悪くなるだけでなく、最悪の場合、母子の命に関わります。 塩分を控え(1日7g以下推奨)、カリウムを含む野菜や果物を摂り、症状があればすぐに受診してください。
2. バースプランと「呼吸の練習」
後期に悩まされる足のつりとつわり再来
夜中に突然ふくらはぎが攣るこむら返り。あまりの痛さに夜中に起きる方も多いはず。 これは単なる筋肉疲労ではなく、明確な栄養不足のサインです。
1. 筋肉の天然リラックス剤「マグネシウム」
筋肉は、カルシウムが入ると収縮し、マグネシウムが入ると弛緩する仕組みになっています。 妊娠後期は、赤ちゃんにマグネシウムを優先的に送るため、ママの体内ではマグネシウムが枯渇し、筋肉が緩みたくても緩めない状態に陥ります。

【対策:経皮吸収と食事】
- 食事: あおさ、海苔、わかめ、大豆製品、ナッツを意識的に摂る。
- お風呂: エプソムソルトを入浴剤として使うと、皮膚から効率よくマグネシウムを吸収でき、こむら返り予防に即効性があります。
- にがり: 飲み物や味噌汁に数滴の「にがり」を入れるのも有効です。
2.後期づわりの正体と対策
初期のつわりはホルモンバランスが主な原因でしたが、後期のつわりは物理的な圧迫が最大の原因です。 赤ちゃんが大きくなった証拠ではありますが、地味に辛いこの症状。 メカニズムや楽に過ごすためのコツを伝授します。
3.後期づわりのメカニズム
① 胃が「持ち上げられている」から
妊娠後期、子宮底はみぞおち付近まで達します。 本来あるべき場所から胃が押し上げられ、形が変形してしまいます。すると、胃の入り口が緩みやすくなり、強い酸性の胃液が食道へ逆流してしまいます。
② 消化のスペースがない
胃が圧迫されているため、一度に食べ物を溜められる容量が極端に減っています。 それなのに今まで通りの量を食べてしまうと、胃の中で食べ物が溢れかえり、消化不良を起こして吐き気に繋がります。
4.「後期づわり」を改善する方法がある?
病院で胃薬をもらうのも一つの手ですが、その前に試してほしいケアがあります。
①横隔膜を緩めよう!
胃は横隔膜のすぐ下に張り付いています。 お腹が大きくなって横隔膜が上に押し上げられ、ガチガチに固まってしまうと、胃は逃げ場を失い、さらに圧迫されます。
【対策】バンザイ深呼吸

- 仰向け(苦しいときは座ったまま)で両手をバンザイします。
- 肋骨を広げるイメージで、鼻から大きく息を吸い、口から細く長く吐きます。
これだけで胸郭が広がり、胃の圧迫が少し解放されます。
②「消化酵素」の力を借りよう!
胃が圧迫されて動きが悪くなっているため、自力で食べ物をドロドロにする力が弱まっています。 そんな時は、食べ物の消化を助ける酵素を含む食材を一緒に摂りましょう。
【おすすめ食材】
- 大根おろし
- 果物:パイナップル、キウイ
⚠️ 注意:ただの「つわり」じゃないかも?

もし、胸焼けだけでなく、以下のような症状がある場合は要注意です。
- みぞおちの激痛
- 右側の肋骨の下あたりの痛み
- 高血圧、ひどいむくみ
- 目のチカチカ
これらは、妊娠高血圧症候群に伴う重篤な合併症(HELLP症候群など)の初期症状である可能性があります。「つわりだろう」と自己判断せず、痛みが強い場合はすぐに産婦人科を受診してください。
5.「後期づわり」と消化酵素
胃が圧迫されて食べられない時は、無理に3食食べる必要はありません。
消化能力が落ちているため、大根おろしを食事に添えたり、よく噛んで唾液と混ぜてから飲み込むことを意識してください。 食べてすぐに横になると逆流性食道炎になりやすいので、食後2時間は上半身を高くして過ごしましょう。
呼吸と逆子のメカニズム
「息苦しいのは、赤ちゃんが大きくなったから仕方ない」と諦めていませんか? オステオパシーの視点では、肋骨の硬さに注目します。
1. 肋骨が「提灯(ちょうちん)」のように広がる必要がある
通常、呼吸をする時は横隔膜が下がりますが、妊娠後期は子宮に邪魔されて下がれません。 その代わり、肋骨が横にガバッと広がることで空気を取り込もうとします。

しかし、背中がガチガチに凝っていて肋骨が広がらないと、肺のスペース確保ができず、酸欠状態(動悸・息切れ)になります。 背中や肋骨周りを緩める施術を受けるだけで、「久しぶりに深く息が吸えた!」と感動される方が多いのはこのためです。
2. 「逆子」と子宮のねじれ
なぜ、赤ちゃんは逆子になるのでしょうか?
一つの理由として、「子宮の下側(骨盤側)が狭くて居心地が悪いから」という可能性があります。 骨盤が歪んでいたり、お尻の筋肉がカチカチだったりすると、子宮の下部が圧迫されて狭くなります。すると赤ちゃんは、広いスペースを求めて頭を上(胃のほう)に向けてしまうのです。
「逆子体操」も良いですが、まずは骨盤の歪みを取り、「頭を下にしても快適なスペース」を作ってあげることが、自然な回転を促す近道です。
セルフケア&NG行動リスト
🙆♀️ やってほしいこと(OK行動)

- シムス位で寝る: 左側を下にして、クッションを抱いて寝る。一番血流が良い姿勢です。
- 乳頭ケア: (※医師の許可がある場合)オイルを含ませたコットンでパックするなど、授乳に向けた準備を。張りやすい人はやめましょう。
- 入院準備の最終確認: いつ破水してもいいように、玄関にバッグを置いておく。
- 体を冷やさない: 特に足首(三陰交のツボ)を温めると、お産が進みやすくなります。
🙅♀️ 避けてほしいこと(NG行動)
- 仰向けで寝る: 苦しいだけでなく、赤ちゃんへの酸素供給も減ります。
- 塩分の摂りすぎ: むくみが劇的に悪化します。外食やインスタント食品に注意。
- 自己流の逆子体操: 無理な体勢はお腹を張らせます。指導を受けてから行いましょう。
- 遠出・旅行: いつ何が起きてもおかしくない時期です。かかりつけ医に行ける範囲で行動を。
妊娠後期の運動について
後期の運動は、体力をつけることよりも、循環を助けることと股関節を緩めることにシフトします。
負荷量:★★☆☆☆(軽〜中)
1. 循環ポンプを動かす
大きなお腹のせいで、足の静脈血は戻りにくくなっています。
- 足首の曲げ伸ばし: ふくらはぎのポンプ作用を使います。座ったままでもOK。
- ウォーキング(短時間): 1回20〜30分程度。お腹が張りやすいので無理は禁物。
2. 安産のための「あぐら・四つん這い」

- 雑巾がけ(四つん這い): 昔から「雑巾がけをすると安産になる」と言われますが、これは理にかなっています。股関節が柔軟になり、赤ちゃんの背骨がママのお腹側に来る(良い胎向になる)のを助けます。
- あぐら・合蹠(がっせき)のポーズ: 股関節を広げ、骨盤底筋をリラックスさせる練習です。
⚠️ 運動の注意点
- お腹が張ったら即中止。
- バランスを崩しやすいので、転倒には細心の注意を。
- 「仰向けでの運動」はNG。仰臥位低血圧症候群(血圧低下)を起こします。
安産に向けて準備をしよう

妊娠後期、体が辛いのは「赤ちゃんが大きくなったから」だけではありません。 あなたの骨盤や肋骨が、スムーズに広がる準備ができていないことが原因かもしれません。
当院のマタニティ整体(オステオパシー)では、以下の3つを行います。
- 肋骨を緩め、呼吸を深くする(ママも赤ちゃんも酸素たっぷり)。
- 骨盤・仙骨のバランスを整える(赤ちゃんの通り道をスムーズにする)。
- 内臓の圧迫を解放する(胃もたれや足のむくみを軽減)。
これらは全て、「安産」に向けて整備する作業です。
「お腹が大きくて通うのが大変」と思われるかもしれませんが、一度の施術で呼吸が劇的に楽になることもあります。 出産前の最後のメンテナンスとして、ぜひ私たちを頼ってください。 万全の体調と、穏やかな心で、赤ちゃんを迎える準備を整えましょう。
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キッズスペースを完備しており、託児も行なっています(保育士も在籍しております)。ママの体の状態はお子様の体にも影響が出ることが多いので、ぜひ一緒に来ていただければと思います。お子様の発達やお身体のチェック(向きぐせ、頭の形<斜頭・短頭・長頭など>、反り返りなど)も行なっていますので、気軽にご相談ください。

