011-688-8969

営業時間 平日9:00〜19:00 最終受付17:30
土曜9:00〜17:00 最終受付15:30
[詳細はこちら]

休診日 日曜・祝日

当日予約OK 完全予約制

【札幌西区/整体】産後の足のしびれ、様子を見ていい?受診の目安<研究レビュー>

  • URLをコピーしました!
座って医療機関へ相談する女性のイメージ(AI生成)

執筆・監修:菊地 健太(理学療法士)

先に結論:産後に新しく出た足のしびれは、「骨盤のゆがみ」と決めつけず、出産した医療機関などに相談しましょう。力が入りにくい、症状が広がる、排尿・排便に新しい異常がある場合は、早急な診察が必要です。歩きにくいときは、赤ちゃんを抱いて一人で移動しないでください。

「足の一部がジンジンする」「触っている感じが鈍い」「立つと膝が抜けそう」。出産後、こんな変化に気づくと不安になりますよね。

今回は、出産後の神経症状を調べた研究と専門機関の資料から、相談するときの伝え方と安全な過ごし方を整理します。痛みの場所から原因を当てる記事ではなく、必要な受診につなげるための記事です。

最初に分けたい「しびれ」と「力の入りにくさ」

しびれという言葉には、ピリピリする感覚や、触られても分かりにくい状態などが含まれます。一方、膝を支えにくい、つま先が上がらず引っかかるといった変化は、運動の働きの問題かもしれません。[1]

痛みが強くないから安全、とは限りません。感覚の変化だけなのか、立つ・歩く動作にも変化があるのかを分けて伝えることが大切です。

確認のために片脚立ちや階段昇降を繰り返す必要はありません。「トイレへ歩こうとしたら膝が抜けた」など、普段の動きの中で気づいたことを伝えてください。

出産後に神経症状が出ることはある?

APSF(麻酔患者安全財団)の解説では、分娩時に神経が圧迫されたり引き伸ばされたりすることが、産後の末梢神経障害の背景として挙げられています。麻酔に関連する可能性もありますが、しびれがあるだけで原因を区別することはできません。[1]

同じ「足のしびれ」でも、関係する神経や症状の範囲はさまざまです。太もも、すね、足先のどこに違和感があるかは診察の手がかりですが、ネットの図と一致するだけでは診断できません。

「産後だから骨盤がずれた」「麻酔をしたから、そのせい」と早合点せず、出産時の経過と今の身体の状態を一緒に確認してもらいましょう。

6,048人を調べた研究で分かったこと

Wongらの研究『Incidence of postpartum lumbosacral spine and lower extremity nerve injuries』では、出産した女性6,048人に翌日聞き取りを行い、症状のある方を診察しました。新しい神経障害が確認されたのは56人、0.92%でした。[2]

症状が続いた期間の中央値は2か月と報告されています。ただし、これは「2か月待てば必ず治る」「2か月は受診しなくてよい」という意味ではありません。

研究は2003年公表で、1997〜1998年の分娩を対象とした観察研究です。今の日本のすべての出産や、産後何年も経ってからのしびれに、そのまま当てはめることはできません。治療法を比較した試験でもなく、整体の効果を示したものではありません。

数字だけで安心・危険を判定するのではなく、自分の症状が新しいか、悪化しているか、動作に影響しているかを大切にしてください。

様子見せず、早急に相談したい変化

次のような変化があれば、出産した医療機関へすぐ連絡するか、救急外来に相談してください。急速な悪化や移動困難がある場合は119を検討します。

  • 足に新しく力が入らない、弱さが進んでいる
  • しびれや動かしにくさが広がる、一度戻った感覚が再び悪くなる
  • 突然の強い腰・背中の痛みを伴う
  • 足の症状とともに、尿が出ない、便を保てないなど新しい異常がある

ASA(米国麻酔科学会)は、麻酔後に予想される時間を超えて続く下肢のしびれ・筋力低下や、回復後の新しい神経症状、排尿・排便の異常などを、早急な評価が必要な所見に挙げています。[3]

麻酔の効果がいつまで続くかを、ご自身だけで判断する必要はありません。入院中なら、その場で看護師・助産師・医師に伝えましょう。退院後も、次の健診日まで待たず連絡してください。

片脚の腫れや息苦しさは、別の注意点

足の症状は神経だけの問題とは限りません。片脚が赤い・熱い・腫れる、痛みがあるときは、血栓などの確認が必要になるため、すぐに医療機関へ相談してください。[4]

突然の息苦しさや胸の痛み、倒れそうな状態があれば119など救急対応を優先します。「産後のむくみだろう」と自己判断して揉み続けないでください。

一方で、しびれだけで血栓と決まるわけでもありません。異なる問題を見落とさないために、腫れ・熱感・呼吸の変化も伝える、という考え方です。

受診までにできる、安全のための3つの工夫

1.歩きにくい間は、一人で抱っこ移動をしない

筋力低下がある場合、歩行の安全性を医療者に評価してもらうことが重要です。[1] ふらつくときは座って家族を呼び、赤ちゃんの移動や階段の利用を手伝ってもらいましょう。「少しなら大丈夫」と無理に試さないことが大切です。

2.症状を確かめる強い刺激を加えない

原因を確かめるために、痛いほど伸ばしたり、しびれた場所を強く押したりする必要はありません。セルフケア探しより、まず医療機関への連絡を優先しましょう。これは治療法ではなく、未評価の状態で無理をしないための提案です。

3.短いメモで、経過を共有する

「出産後いつ気づいたか」「左右どちらか」「どの範囲か」「立つ・歩くときに困るか」を書きます。分娩や麻酔の経過、もともとの腰痛・しびれも、分かる範囲で伝えてください。[3]

例えば「昨日の夕方から右すねの外側が鈍い。今朝はつま先が引っかかる」という伝え方です。これは架空の例であり、同じ症状なら同じ病名という意味ではありません。

診察では何を確認する?

医療者は症状の始まり方、感覚や筋力、反射などを確認し、必要に応じて検査や専門科への相談を検討します。[3] どの検査が必要かは症状によって異なります。

最初の連絡では「産後何日目か」「新しいしびれがあること」「力の入りにくさや排尿の変化の有無」を先に伝えると、状況を共有しやすくなります。うまく説明できなくても、相談をためらわなくて大丈夫です。

よくある質問

痛くなくても相談していい?

はい。感覚の鈍さや動かしにくさも大切な情報です。特に力の入りにくさや悪化がある場合は、痛みの程度に関係なく早急に相談してください。

出産から時間が経ったしびれも、同じ原因?

同じとは限りません。今回の研究は出産直後の症状が対象です。数か月後や数年後に新しく出た症状は、出産との関連を決めつけず、医師に確認してもらいましょう。

整体で様子を見てからでもいい?

新しい神経症状や筋力低下は、まず医療機関での評価が優先です。診察後に生活動作の支援などが必要であれば、医療者の方針に沿って考えます。整体を診断・治療の代わりにはしません。

まとめ:しびれは「いつ・どこ・どう変わる」を伝える

産後の足のしびれは、出産に伴う神経への負担が関係することがありますが、原因は一つではありません。経過と動作への影響を伝え、医療機関で確認しましょう。

相談することは大げさではありません。赤ちゃんのお世話を続けるためにも、まずご自身が安全に動ける状態かを確かめることが大切です。

参考文献

  1. McCrory EH, et al. Postpartum Peripheral Nerve Injuries – What is Anesthesia’s Role? APSF. 2021.
  2. Wong CA, et al. Incidence of postpartum lumbosacral spine and lower extremity nerve injuries. Obstet Gynecol. 2003;101:279–288. DOI:10.1016/S0029-7844(02)02727-8.
  3. ASA. Statement on Neurologic Complications of Neuraxial Analgesia/Anesthesia in Obstetrics. 2023.
  4. RCOG. Diagnosis and treatment of venous thrombosis in pregnancy and after birth.

本記事は一般的な情報提供であり、個別の診断・治療ではありません。資料確認日:2026年9月4日。

Life琴似店院長 菊地健太この記事の執筆・監修菊地 健太
女性専門整体院 Life琴似店 院長/理学療法士スタッフ紹介

店舗情報

店舗名

女性専門整体院 Life琴似店

代表

菊地 健太(きくち けんた)

住所

〒063-0804
北海道札幌市西区二十四軒4条4丁目13-2
リヴェール琴似1F
地図を見る

営業時間

平日9:00〜19:00 最終受付17:30
土曜9:00〜17:00 最終受付15:30
詳細はこちら

休診日

日曜・祝日

アクセス

地下鉄琴似駅6番出口から徒歩3分

TEL

011-688-8969
施術中はお電話に出られません。
留守番電話に「お名前」「お電話番号」をお残しください。
こちらから折り返しご連絡させていただきます。

営業時間

女性専門整体院 Life琴似店は 「 当日予約OK 完全予約制 」 です。

時間 月 火 水 木 金 土 日 祝
09:00〜19:00 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ - 休 休
09:00〜17:00 ◯ 休 休

周辺マップ

女性専門整体院Life(ライフ)琴似店のホームページへお越しいただきありがとうございます。
Life琴似店は、札幌市西区地下鉄琴似駅から徒歩3分の位置にある女性に特化した施術を行なっている琴似・二十四軒の整体院です。
妊娠中(つわり・肩こり・頭痛・腰痛・恥骨痛・倦怠感・お腹の張り・不調など)のお悩み、産後(骨盤の歪み・恥骨痛・尾骨痛・腰痛・産後太り・膝の痛み・腱鞘炎など)のお悩み、女性の悩み(むくみ・便秘・月経痛・月経不順・更年期障害など)に10年以上病院で勤務した経験豊富なセラピストが対応いたします。

キッズスペースを完備しており、託児も行なっています(保育士も在籍しております)。ママの体の状態はお子様の体にも影響が出ることが多いので、ぜひ一緒に来ていただければと思います。お子様の発達やお身体のチェック(向きぐせ、頭の形<斜頭・短頭・長頭など>、反り返りなど)も行なっていますので、気軽にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次